有楽町の骨董市
有楽町で骨董市が定期的に開かれています。
有楽町の国際フォーラムの広場で月二回程度開かれているようです。
出店しているお店は様々で、陶器、ヨーロッパのアンティーク雑貨、アクセサリー、着物、漆器、浮世絵、かなりの出店数でした。
何度も来ているようなお客さんはさらりと値段を交渉していたり、店主も慣れたもので、適当にかわしたり、買いそうだと思ったお客には勉強しますとささやいたり、周りのやり取りを聞いていても楽しいです。
この日は特に目当ての品のなく、どんな様子か偵察に行ったのですが、一つ、目に留まったものがありました。
白薩摩という陶器で、幕末から明治にかけて薩摩藩で焼かれていたものです。
薩摩焼には白薩摩と黒薩摩があり、白薩摩は島津のお殿様や上級武士、裕福な町人、将軍家への献上品、のちに輸出用として使われていたそうです。
対して黒薩摩は下級武士や一般庶民が使う厚みのある形にざっくりと釉薬が掛けてある、大変使い易い、丈夫な焼き物です。
この日見た白薩摩は底に島津家の紋所の丸に十の字(まるにじゅのじ)が書いてあるお皿と書いていない燭台一対です。どちらも白薩摩の特徴である細かい絵が描いてあり、燭台の柄はそれはそれは細かい無数の蝶で美しい品でした。丸に十の字が書いてあるのは
幕末、書いていないものは明治に入ってから、お皿も燭台も輸出用だったそうです。輸出用にはボタンも多かったそうで、小さいボタンに細密画のような絵は芸術品です。
お値段が高くて見るだけでしたが、幕末の動乱期にもこのような文化芸術が花開くなんて、日本の良いところを発見した気分でした。また近いうちに行ってみようと思いました。鹿児島出身のピアノの生徒姉妹のお母様にも話してみよう。

